『行こう、アーロン』
声をかけても、アーロンは何かに耐えるみたいな顔をしたまま、
こっちを向こうともしない。
そっと手に触れると、アーロンの身体がびっくりしたように引きつった。
でも、振払いはしなかったので、そのまま固い手のひらを探り、指をほぐして
2本だけ握った。

『もう大丈夫だよ、アーロン。』
手をひいて歩き出すと、アーロンはおとなしくついてきた。
これからは家に帰っても一人じゃない。胸があったかくなった。
おうちに帰ろう、アーロン。
ずっとずっと一緒だよ。

back





Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!